「就活でどこでもいい」
こんな考えに陥ってしまっている現状に、不安を抱えている就活生も多いのでは?
まともな企業であればどこでもいいけど、こんな考えで就職できるの?
就活がバカバカしくてしょうがないし、どこでもいいから早く就活終わらせたい・・・
こんな風に感じてしまうことは、就職を目指すうえでデメリットになりうるのでしょうか?
結論「就職できればどこでもいい」スタンスの人でも、内定をしっかり獲得することは可能といえます。
こだわりが少ない分、1社目の内定までの期間が短い人も多く、就職先に変な先入観を持たずに臨機応変な対応ができるからです。
そこで本記事では、そんなあなたがサクッと内定をもらうための方法と、同時に知っておくべきリスクについても解説していきます。
この記事を読むことで「意外と今の考え方のままでもいけるかも!」と、きっと前向きな気持ちになれるでしょう。
自分の感情に嘘はつきたくない!でも内定はほしい!と思っているのであれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
就活がバカバカしく感じて困っている人は、こちらの記事もどうぞ。
就活がばかばかしいのは当たり前!早く終わらせるための考え方と対策
「就活でどこでもいい」と思う人が内定をもらう方法3選
就職できればどこでもいい人が内定をもらうためには、いわゆる大手リクルートサイト以外も十分選択肢になります。
こだわりが少ない分、内定の確実性が高い企業との出会いのチャンスを有効活用できるからです。
知名度や事業規模など、企業へのこだわりが強すぎると、求人探しは全国的な媒体を使わざるをえません。
周りの就活生と差別化を図り、早めの内定を勝ち取りましょう。
就活エージェントを活用する
一つ目のおすすめな企業探しは、就活エージェントを活用すること。
マンツーマンの面談を通して、あなたの適性にマッチした企業を紹介してもらえるからです。
「どこでもいい」なんて考え方では、面接に受からない気もするかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはなくて、あなたの能力を企業が欲しているのであれば、選考に通ることは十分に可能です。
もちろん、志望理由を聞かれた場合に「どこでもいいです」とは回答できないので、それなりの理由を準備する必要はあります。
面接であなたの本心を話さないといけないというルールはありません。ここらへんも、エージェントの担当者の方と相談しながら作成をしてみましょう。
他社との違いを合理的に説明できれば、十分に説得力のある志望動機を作り上げられます。
大学が紹介する求人に応募する
二つ目のおすすめな企業探しは、大学が紹介している求人に応募すること。
理由としては、あなたの所属する大学や学部のニーズにマッチしている企業の情報が集まっているからです。
就職課や、キャリアセンターで、過去の就職実績含めて問い合わせてみてみましょう。
どこでもいいのであれば、あなたの知識や経験を望んでいる会社に入社するのが得策です。
成果が出やすい環境に身を置くことで、自然と仕事へのやる気にも繋がりますしね。
ニッチな優良企業を探してみる
三つ目のおすすめな企業探しは、ニッチな優良企業に着目すること。
なぜなら、他の就活生があまり興味を持たないので、競争率が低いから。
就職先に見栄を求めてしまうと、みんなが知っているような”立派な企業”への就職を目指しがちです。
ただ、ぶっちゃけ企業の知名度と働きやすさなんかは比例しないこともよくあります。
無駄な争いはせずに、自分がまともと思える企業を探すことに時間を割くのも一つの手です。
ニッチな優良企業を探す方法は、例えば次のようなやり方があります。
- BtoB(法人向けにサービス提供している)企業を探してみる
- 特定の商品や技術で国内シェアトップの企業を探してみる
- ニッチな領域でグローバル展開している企業を探してみる
「就活でどこでもいい」と思うメリット3つ
就職先にこだわりが薄いことは、意外と就活を戦い抜くうえでのメリットがあります。
「就職先はどこでもいいと思ってしまうなんて、自分は普通じゃないんじゃ・・・」
なんて不安に思うことはありません。
他の就活生とは違った考え方を強みにして、行動面から差別化していきましょう。
就活の1社目で内定がもらいやすい
一つ目の内定がもらいやすいことは「就活でどこでもいい」と考える人の大きな武器になります。
早めに1社目の内定をもらうことで、その後の就活に自信を持てるようになるからです。
私自身、就活の時に「どこでもいいからとりあえず内定もらっとこ」と考えて応募した会社がありました。
競争率も低いところだったので、結果として、かなり早い時期に一つ目の内定をゲットすることに成功。
実際にその会社には入社しませんでしたが、それ以降の就活での安心感はハンパなかったです。
その後の別の企業の面接では、心に余裕を持った状態で良いパフォーマンスを発揮できて、こちらも無事内定に繋がりました。
メンタル勝負が続く就活では、早めの精神安定はかなり重要です。
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臨機応変な対応ができる
「どこでもいい」と思えていることで、臨機応変な対応ができることもメリットの一つ。
自分の想定通りに就活が進むとは限らず、思い切った方向転換も時には必要だからです。
例えば、志望していた業界の選考がほとんど終わってしまったことに気づいたとき、あなたならどのような行動を取りますか?
- この時点で就職浪人を覚悟して、1年先に備えて対策を始める?
- 業界の中で、残り物の企業に応募を続ける?
どちらの選択肢も、正直あまりおすすめはできません。
まず、1年先に必ずその業界で内定をもらえる保証はないです。
仮にこだわりのある業界で残り物企業に就職できたとしても、あなたのプライドはかなり傷つけられてしまいますよね。
このような場合、業界のこだわりを捨てて、一から別業界を受け直すことがベターな選択肢といえるでしょう。
このような柔軟な対応をできる人が、就活戦争をうまく乗り切っていけるのです。
先入観を持たずに就活が可能
特定の会社に思い入れを持ちすぎないことで、先入観を持たずに済むことも大きなメリットです。
期待感が高すぎると、その会社の悪いところが目につかないまま就職してしまう危険性があるので。
あなたが納得いく企業に就職できたかどうかは、正直働き始めてみたからでないと答え合わせができません。
就活中はなるべく公平なジャッジをする必要があります。
企業の良いところも悪いところも、同じくらいの水準で見極るように心がけることがおすすめです。
「就活でどこでもいい」と考えるリスク
「まともな企業ならどこでもいいや」と考えることには、リスクもあります。
あまりに楽観的過ぎると、就活に潜む落とし穴にまんまとハマってしまう可能性があるからです。
次から紹介する内容には、十分気を付けながら就活を進めていきましょう。
「ホワイト企業ならどこでもいい」は意外とハードルが高い
どこもでいいけど、絶対ホワイト企業がいい!と考えているのであれば、そのハードルは少し高いといえます。
”ホワイト”の定義は人それぞれですが、仮に、給料が平均以上で、働く時間は平均より短いことを指すとしましょう。
そのような業務に就ける可能性は、あまり高いとはいえません。
みんなが同じようなことを考えながら就活をしている中で、あなただけがそんなお宝企業に出会える確率は高くないはず。
どこでもいいと思いつつ最低限のこだわりがある場合は、そこを明確化して企業探しをすることも必要です。
新卒なら誰でも受かるような企業はブラックの可能性が高い
受ければ誰でも受かるような企業は実際に存在しますが、そのような会社はいわゆるブラックである確率も高いでしょう。
選考のハードルを極端に下げている会社は、人材の育成や、社員の長期定着のことをほとんど考えていないからです。
就職先にこだわりがない場合でも、あなたの能力や経験値が活かせる企業に応募していくことを心がけてみてください。
ここに気を付けるだけでも、あなたのことを大事にしてくれる就職先に巡り合える可能性はグンと上がります。
「働ければどこでもいい」精神では後から後悔することも
新卒1社目を何も考えずに選ぶリスクは、就職後に発覚することもあります。
例えば影響を及ぼすのが、転職をするときの難易度です。
「1社目は適当に選んで、働き始めてから2社目を選ぶときに真剣に考えればいいかー」
と思う就活生もいるかもしれませんが、転職を考えているのであれば、職歴はかなり重要になります。
1社目の知名度うんぬんというよりも、どのような経験や能力を身に着けてきたかという点がめちゃくちゃ見られるということ。
就職後に後悔しないように、長期的に考えてあなたにメリットもたらしてくれる企業かどうか?という視点は、大事です。
「就活でどこでもいい」と思ってしまう原因
「やっぱりどこでもいいから就職したいなんて考え方はよくないよな・・・」
と自己嫌悪に陥ってしまう人は、その原因を分析してみることが大切です。
メリットもある一方で、そういう考え方に至った原因によっては、状況を改善するための対策が必要だったりします。
次からご紹介する原因が当てはまる人は、若干の軌道修正を加えることがおすすめです。
就活がうまくいっていない
「全然内定がもらえない・・・こうなったらどこでもいいから応募しまくってやる!」
このような状況は、ただ投げやりになってしまっているだけなので、一度立ち止まって冷静になる必要があります。
- なぜうまくいっていないのか?
- いつまでに修正しないと手遅れになるのか?
- うまくいっている人との違いは何なのか?
など、自身の就職活動の内容を分析して、今後の対策を考えましょう。
短い時間で内定の確実性が高い企業を見つけるのであれば、冒頭に紹介した3つの方法も検討してみくださいね。
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就活ができない人の特徴5選|前進に必要な考え方と対策を徹底解説!
【就活がきつい!】乗り越えるための考え方と取るべき対策を徹底解説
就職後のイメージが持てていない
「どんな業務をするのかよくわからんし、まあどこでもいいか!」
このような考え方に陥る原因は、業務内容の分析が進んでいないことです。
思ってたのと違った!となると短期離職にも繋がりやすいので、応募する職種に関する研究はある程度進めておきましょう。
例えば同じ「営業」でも、求められる能力は、その形態によって様々です。
- どんなお客さんを相手にするのか
- 新規営業なのか、固定のお客さんへの営業なのか
- どれくらいのレベルの提案力が求められるのか
など、同じ職種の中でも、考慮すべき点は色々とあります。
大まかな仕事のイメージを持ったうえで、あなたの能力に合致する仕事を選ぶことは、入社後のミスマッチを防ぐうえで重要です。
就活の軸が定まっていない
就活の軸がブレブレなときも、投げやりな企業選びに走りがちです。
応募先の条件などは幅広に考えるとしても、自己分析の結果と真逆な方向性の企業にまで選択肢を広げてしまうのはNG。
そのような就活の結果、幸せな社会人生活が待っている可能性は低いです。
自己分析を進める時は、最低限以下のようなポイントを抑えてみてください。
- どんなときに喜びを感じるのか?
- 自分が得意なことは何か?
- 絶対にやりたくないことは何か?
あなたなりの考え方の癖や志向と合致する中で、柔軟に企業選びをすることで、満足のいく形で就活を終えられるでしょう。
「就活でどこでもいい」と思う人でも内定はもらえる
「就職できればどこでもいい」スタンスの人も、内定をもらうことは可能です。
あなたにピッタリな企業を紹介してくれる就活エージェントを活用したり、大学に来ている求人に応募していくことが有効でしょう。
また、就職先に強過ぎるこだわりを持たないことで柔軟な対応ができ、1社目の内定を早めにもらえるなどのメリットがあります。
一方で、あまりに楽観的に考えすぎると、ブラック企業につかまったり、就職後に後悔するような会社に就職してしまうことも。
また「就活がうまくいってないから、どこでもいいや!」と投げやりになるのはおすすめしません。
自己分析や職種の研究はしっかり進めたうえで、応募先に求める条件を緩めることで、内定をもらえる可能性が高まっていきます。
「就活でどこでもいい」の考え方自体に問題はないので、落とし穴には気を付けつつ、納得できる形で就活を終えていきましょう。