就活全般

就活はいまからでも間に合う!時期別に必要な対策と挽回方法を解説!

しょうへい

東京都立大学経営学部在学中に、資格も知識もないまま1か月間のみの就活で1部上場のIT企業2つと外資系コンサルティング会社の内定を獲得。1社目の大手IT企業人事部長から引き留められるも、野村総合研究所にアプリケーションエンジニアとして入社。入社後はOBとして大学の就活イベントなどに登壇し活動。

「ボーっとしてたら就活で完全に出遅れた・・・」
「なんとなく就活してたけど、なかなか内定がもらえなくて焦ってきた・・・」

このように、内定がない状態で時間だけが過ぎていることを感じたときに、慌てふためく就活生を私も数多く見てきました。

就活の選考はあくまで個人戦なので、いつの間にか周りが順調に進んでいる情報を聞くと、急に不安に襲われますよね。

結論、就活に本腰を入れるタイミングが遅れた人でも、挽回は可能です。

一番乗りで内定をもらった友人と同じ企業は受けられませんが、いわゆる人気企業の選考期間後に募集を始める優良企業もあるんですよ。

そこで本記事では、時期ごとの就活対策と「就活に出遅れた!」と感じている就活生がやるべきことを解説していきます。

この記事を読むことで「いまからでも就活頑張るか!」と前向きな気持ちになって、具体的にどう動くべきかも同時にわかるでしょう。

周りと比べて出遅れているけど、納得できる企業に就職したい!と思っているそこのあなたは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

出遅れた就活生が内定をもらうための方法3選

内定をもらうための方法を解説する人

出遅れた就活で内定をもらうためには、とにかく就活の「効率化」を意識する必要があります。

他の人と同じような成果を、より短い期間で狙うので、当たり前っちゃ当たり前の話ですが。

逆にいうと、回り道に使う時間を減らせれば、大逆転も可能ということ。

「いまから就活で挽回したい!」と思っている就活生にとっては必見の情報です。

さっそく見ていきましょう。

就活エージェントを使う

就活エージェントを使えば、就活の効率化はかなり高い確率で可能です。

新卒の就活者を数多くサポートしてきたノウハウを教えてもらえれば、就活のスタートダッシュを決めるのに役立ちます。

早い段階で就活の準備を始めたとしても、やるべきことの全体像が見えていなければ、就活に関する知識の習得のスピードはゆっくりです。

就活エージェントを利用することで「就活で何から始めればいいかよくわからない」状態を短期間で抜け出しましょう。

提供されるサービスには、次のような内容があります。

  • あなたにあった就活の進め方の提案
  • 企業選びの際の注意点の説明
  • 面接やwebテスト対策の紹介

webテスト対策については、こちらの記事でも解説しています。

就活のwebテストで落ちる5つの原因や対策方法を解説!

大学の就職支援を受ける

大学の就職課や、キャリアサポートセンターなどの部署に相談することも、就活の効率化に繋がります。

自大学の卒業生の就職先情報を知り尽くしているので、あなたにマッチしたアドバイスが期待できるからです。

大学の就職支援を受けるメリットは、次のようなものがあります。

  • あなたの所属学部が就職に強い業界を教えてくれる
  • 大学に直接届く求人情報を紹介してくれる
  • 学内の企業説明会などの手軽に参加できるイベント情報を教えてくれる

ただ注意点として、大学の担当者が一人ひとりのサポートに割ける時間は限られていることがあります。

じっくり時間を取って相手をしてくれる就活エージェントと、並行して利用することがおすすめです。

企業に求める優先順位を明確にする

色々なアドバイスを受けて就活を効率化すると同時に、あなたの中で就活を軸を早めに決めることも重要です。

企業は星の数ほど存在するので、目移りばかりしてはいくら時間があっても足りなくなってしまいます。

早めに就活を始めた人であればじっくり考えても問題ありませんが、そうでなければ、早めに就職先に求める優先順位は絞るべきです。

次のような点を明確にしておくことで、業界や企業選びに迷いがなくなります。

  • 大学での専門性を活かしたいかどうか?
  • ワークライフバランスはどこまで求めるか?
  • 働きたい場所や勤務体系にこだわるか?
  • 個人の成長を取るか、企業の安定性を取るか?

このとき、会社の知名度を優先順位の上位に持ってくる就活生は多いですが、あまりおすすめしません。

企業の知名度が高いことは、あなたの働き方に関する優先順位とは必ずしもリンクしていないので。

ぶっちゃけ有名な会社でも経営が傾くことはあり得るし、知名度があるブラック企業だって世の中にはたくさん存在します。

あくまで「あなたの考え」を中心とした軸を決めることに専念しましょう。

就活はいまからでは遅い?時期ごとの企業探しのやり方を解説

時期ごとの企業探しのやり方

就活に本腰を入れるタイミングによって、取るべき対策は異なります。

ほとんどの企業は大枠の就活スケジュールに沿って採用活動を行っているので、エントリーできる企業が時期によって異なるからです。

ここでは、その時期別の対策を解説していきます。

あなたの置かれた状況に合致する箇所を中心に、読み進んでみてください。

3,4月から就活に本腰を入れ始めた人:ESが間に合う会社を探す

この時期に就活をがっつり始めたのであれば、ラッキーです。

まだ企業側も募集を始めたばかりのタイミングなので、周りの就活生と同じような会社にエントリーできます。

ただ、周りの就活生は自己分析や企業分析をすでに終えている状態であることを忘れないでください。

ESが間に合う会社を見極めて、その選考に合わせた就活対策を同時並行で一気に進める必要があります。

少しきついかもしれないですが、ある程度の時間を確保できる人であれば、短期集中で乗り切りましょう。

5,6月から就活に本腰を入れ始めた人:ニッチな優良企業を探す

この時期に就活と向き合い始めた方は、周りとは少し違った軸で企業探しをする必要があります。

就活生に人気な企業はすでに募集を締め切っていたり、内定を出し始めているところも多いです。

そこでおすすめなのが「ニッチな優良企業」にを目を付けること。

一般の人には知れ渡っていないけど、好業績で仕事内容も面白みに溢れている会社って実はあるんですよね。

就活エージェントや就職課などのプロの手も借りながら、志望している業界や職種の中で、業界研究を深ぼっていくことが大切になります。

7,8月以降から就活に本腰を入れ始めた人:通年・秋採用の会社を探す

この時期まで来ると、いわゆる春採用を行っている企業へのエントリーは間に合わない可能性が高いです。

そこで、通年や秋採用という形態を取っている会社を探してみてください。

「春以外の採用って不人気企業しかないんじゃ・・・」

と思う方もいるかもしれませんが、そんなこともありません。

昨今は企業側も多様な人材を確保することに力を注いでいます。

そのため、留学や学業などの都合で春の応募が間に合わない人向けに、採用枠を意図的に残している会社が多く存在するんです。

経団連が2022年1月に発表した資料によると、新卒者の通年採用を行っている企業の割合は33%。そして5年程度先には、55%になるとの説明があります。

出典:一般社団法人 日本経済団体連合会『採用と大学改革への期待に関するアンケート結果』

この時期にはライバルも少ないですし、応募できる企業数が限られていることで、1社1社に集中して向き合えるメリットもあります。

諦めずに、今からでも企業探しを本格的にやっていきましょう。

就活時期のかなり後半に差し掛かっていてせっぱつまっている方は、合わせてこちらの記事も参考にしてみてください。

就活で1月内定なしはやばい?1月から内定を獲得する技を紹介します

就活で全落ちしたらニート確定?その後はどうなる?【回避策を伝授】

就活で挽回するためにやるべきこと5選

就活で挽回するためにやるべきこと

「これから就活を始めるけど、開始が遅くなったので不安・・・」

「なかなか内定がもらえなくて、もう遅い時期だしつらい・・・」

このような方に向けて、出遅れた就活で挽回するためにやるべきことを5つ紹介していきます。

これらのポイントを押さえることで、より効果的・効率的な就職活動が可能になります。

できるものから実践していきましょう。

募集している企業の全体像を把握する

時期別の企業探しの方法はすでにお伝えしましたが、あなたが就活を本気で始めタイミングの状況を把握することはやはり重要です。

すでに募集を終了していたり、明らかに間に合わない締め切りに対して努力することは、時間を無駄にしてしまうことにも繋がります。

その際に、コロナ禍の影響や国の方針の変更など、その時々で採用スケジュール感が変わっていることもあるので要注意です。必ず最新の情報を手に入れるようにしてください。

大手就職支援サイトの最新記事や、大学の就職課に行けばこのような情報は簡単に手に入ります。

就活で出遅れている自覚があるのであれば「受けたい企業」ではなく「受けられる企業」をまず把握しましょう。

選考のプロセス全体を早めに経験する

就活出遅れ組の大きなハンディキャップとして、経験値の差があります。

すでに一通りの選考の手順がわかっている人とそうでない人とでは、やるべきことの解像度に差が出てしまいます。

「何となく不安だなー」

と思ってしまうのは、今の自分に何が足りていないのかを明確に把握できていないから。

練習でもいいので、一連の選考を体験できそうな企業に早めに応募しましょう。

本命企業が見つかったときに、そのときの経験値がきっと活きてきます。

自己分析をやり直す

あまり時間をかけられていない自己分析は、より伝わりやすい内容にブラッシュアップする余地があります。

この経験を伝えたい!というものがすでに明確な場合は、話し方や伝える順番などを工夫して、PR内容をシャープにしていきましょう。

まだこれといってアピールできる経験を思いついていない人は、過去をしっかり振り返る作業から行う必要があります。

おすすめなのは、経験値の大小に限らず、まずは思いつくままに今までの行動や思考をたくさん書き出してみること。

その後、出てきたエピソードの共通点を俯瞰的に見てみることで、自分の強みや考え方の特徴などが見えてきますよ。

志望動機をもう一段掘り下げる

志望動機も、もう一段階深ぼることで内定が近づきます。

深掘り=他の就活生との差別化に繋がるからです。

例えば「貴社の○○や○○に魅力を感じたので志望しました!」

という志望動機は、HPを見れば誰でも書けてしまいますよね?

大事なことは、なぜ?による深掘りです。

  • なぜそのことを魅力的に思ったのか?
  • どのような過去の経験からそれが言えるのか?
  • その理由は他の会社でも同じではないか?

などの視点を持って、差別化を行っていきましょう。

周りの就活生の話を聞く

これは、周りの就活生と比べて遅いスタートを切るからこそ取れる、裏技的な手段です。

すでに就活の一連の経験がある友人は、その中で成功や失敗を経験している可能性が高いでしょう。

そこで、周りから聞いた経験を自分の就活に活かすことで、ショートカットができるというチート技です。

私自身、就活中は内定を早めにもらった友人によく相談していました。

「内定をもらえた会社と、そうでない会社の差は何なのか?」

を聞いてみると、

「相性もあるけど、慣れもあるかなあ。就活後半に差し掛かると経験値も貯まってくるから、どんな話がウケるかなんとなくわかってくるんだよねー」

という答えが返ってきて、あまり応募を積極的にしていなかった自分を反省しました。

それからは、早めに選考を受けられる企業への応募の数を増やしました。

本命企業の面接日までに、実践経験を通じてアピール内容をブラッシュアップすることで、無事志望度の高い企業から内定をもらうことができました。

周りに話を聞ける就活生がいない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

就活あるあるの失敗や悩みを解説!選考対策にもなります

就活やばいやつエピソードまとめ|やばいやつ認定される回避策も伝授

就活対策はいまからできることに取り組もう

いまからできることに取り組もう

就活に本腰を入れるタイミングが遅れても、挽回は可能です。

効率化を意識すれば、周りの就活生がじっくり時間を使っていた作業が不要になり、短い期間で同じような成果を得ることができます。

ただし、募集活動をしている時期は企業によって異なるので、エントリーできる先をしっかり見極めておくことは必要です。

上記の点を踏まえたうえで、挽回のためにできることはいまからでも実践していきましょう。

ES内容のブラッシュアップしたり、周りの就活生に話を聞いてみたりすることは有効な挽回策です。

できることから実践して、しっかりと就活を終わらせていきましょう。

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東京都立大学経営学部在学中に、資格も知識もないまま1か月間のみの就活で1部上場のIT企業2つと外資系コンサルティング会社の内定を獲得。1社目の大手IT企業人事部長から引き留められるも、野村総合研究所にアプリケーションエンジニアとして入社。入社後はOBとして大学の就活イベントなどに登壇し活動。

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