就活がばかばかしくてやってられない・・・
こんな風に投げやりになっている就活生さんはいませんか?
本当の自分を偽っているようで嫌気がさしてしまっている真面目さんもいれば、就活のシステムそのものに懐疑的な人もいるでしょう。
結論、日本の就活がばかばかしく感じるのは当たり前です。
選考を通してあなたのすべてを理解してくれる企業はありませんし、そんな風に思い込んでいる方が危険です。
それでもみなさん早く内定ほしいなーとは思いますよね?
そこで本記事では、就活がばかばかしい理由についてお伝えし、どのような考え方と手法で乗り越えればいいのかを徹底解説していきます。
この記事を読むことで「ばかばかしいけど仕方ないか!」と頭を切り替えて就活に集中することが可能です。
就活の意義とは?みたいな哲学的な思考に陥っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
就活をばかばかしいと思うのは正常な証
就活をばかばかしいと思ってしまう自分は、社会不適合者なのかしら?
こんな風に不安に思う方もいるかもしれませんね。
でも安心してください。
就活をばかばかしいと思うこと自体は、全然おかしなことではないし、むしろ客観的に自分が置かれている状況を分析できている証です。
学校教育や、親から強制的に通わされた塾など、身の回りの社会から提供されている仕組みのおかしさに気づく力は大事といえます。
冷静に就活の不合理な面を認識しつつ、どうやったらそのシステムをうまく活用できるのか、という視点で取り組んでみることがおすすめです。
就活をばかばかしいと感じる5つの理由
就活をばかばかしいと感じてしまう理由はいくつかあります。
これこれ!というものから、そんな風に感じている人もいるんだーという内容もあるでしょう。
まずは全国の大学生諸君が感じている就活のばかばかしさを読んでみてください。
周りも同じような状況に陥っていることがわかり、少し気が楽になりますよ。
日本の就活システムが気持ち悪い
日本の新卒一括採用システムは、世界的に見てもかなり特殊。
20年以上の長期間にわたって様々な教育を受けてきて、社会とつながる瞬間が大学3,4年生の数ヵ月間っておかしくない?働き始めるタイミングがもっと多様な国は多いです。
また、企業とのマッチングは重要なことなので、じっくりと時間をかけることも欧米諸国では当たり前だったりします。
同じような服装で横並びによーいドン!で短い期間で比較される日本の就活システムは、はっきり言って異常です。
そんな就活を気持ち悪く思うあなたの考えは、グローバルスタンダードかもしれませんね。
就活ができない人の特徴5選|前進に必要な考え方と対策を徹底解説!
志望動機の嘘つき大会が繰り広げられる
「御社の経営理念に共感しまして・・・」
「社会的な意義のある仕事をしたいので、貴社を志望いたします」
このような嘘つき大会が就活のエントリーシート上や、面接会場で繰り広げられていることを目の当たりにしている方も多いですよね。
働くうえで、企業のビジョンやパーパスへの共感はできるにこしたことはありません。それがモチベーションに繋がることもあるでしょう。
ただ、実際のところ、どれくらいの大学生が本気で一つひとつの企業のことをそこまで深く理解できると思いますか?
短期間で大量エントリーする就活システムの限界が、ここにも表れているといえますね。
自己PRでも盛り盛りの嘘をつくのがつらい
就活はとにかくアピール合戦がヒートアップしがち。
企業からもそれを求められているし、周りより少しでも秀でていることを訴えようと、自分の能力や経験を盛って話す就活生は実際多いです。
これは「入るのは難しく、卒業するのは簡単」と言われる大学側にも問題はあるでしょう。
厳しい受験を乗り切ると、あとはいかに効率よく単位を取得するかということに目が行ってしまうのも致し方ない面もあります。
本来であれば、大学での学びがどのように社会と結びついているのか、ということをもっと在学中に感じたいですよね。
そうなれば、先を見据えた学習にも身が入るはず。
しかし悲しいかな、大学側も、社会全体としてもそのような機会を提供できていないことが日本の現状です。
就活のプロセスに無駄が多い
「対面開催の説明会に参加しないとエントリーできません」
みたいな企業も多いですよね。
HPの情報と変わらない内容を聞かされ、行動量を熱意に変換して評価するような古い考え方の企業はいまだに存在します。
採用側からすると志望度の高さを就活生の時間を奪うことで証明させている感覚なのかもしれません。特に買い手市場の就職氷河期には起きがちな戦法です。
あとは、
「多様な人材を募集しているので、学歴フィルターは存在しません(建前)」
みたいなうたい文句を引っ提げて、実際はがっつり大学名で足切りしている企業も正直あります。
お互いがうわっつらの言葉でしかやり取りできない就活を、ばかばかしいと感じてしまうのも無理はないでしょう。
みんな同じような話しかしてなくない?
周りの就活生の話を聞いたり、グループ面接のときに感じがちな内容です。
短い時間でわかりやすくアピールしないといけないので、サークルの代表やバイトリーダーが大量発生するのもうなずけます。
「あなたなりのエピソードを!思考プロセスにオリジナリティを!」
と言われても、口が達者な人であればいくらでも作り話はできます。
そこら辺にありふれている「就活のために作られたエピソードトーク」を、採用側が数回の面接で見抜くことは困難です。
採用側も似たような話を毎年聞かされて飽き飽きしているかもしれませんね。
ばかばかしい就活を早く終わらせる方法3選
ここまで就活のばかばかしい理由について説明してきました。
しかし、最終的に笑うのは、そのシステムにうまく乗っかって内定を勝ち取った人になります。
早く就活を終わらせるために必要なことは、就活を大好きになることではありません。
そうではなく、早く終わらせるための手法やコツをしっかりと押さえることが重要です。
ここから、周りの人よりも一歩先に内定をゲットするための手法を3つご紹介します。
就職支援サービスを活用する
就活エージェントや、大学の就職課などの就職支援サービスを活用することは大事です。
なぜなら、リクルートサイトしか利用していない人が得られない情報を入手でき、マンツーマンの細かいフィードバックを受けられるから。
就活をだらだらと続けてしまう人の特徴として、客観的に自分の適性を把握できていないことがあります。
自分よがりの就活対策をしていても、なかなか糸口は見つかりません。
そこで、早めに外部からの視点を取り入れてみてください。
就活のプロから教わることで、あなたに合った企業群への応募ができたり、志望動機や自己PR内容を魅力的に整えたりできますよ。
企業に求める条件に優先順位をつける
絶対行きたいと思える会社しか受けない!
と心に決めてしまっている人は要注意です。
最終的に内定ゼロでタイムオーバーになるリスクがあります。
就活で全落ちしたらニート確定?その後はどうなる?【回避策を伝授】
ここだけは譲れないという軸を持つことは、効率的な企業探しにも繋がるのでたしかに重要です。
ただし、それ以外で妥協できる点がないかについては、よくよく考えてみてください。
特に知名度や企業規模などは、実際に入ってみると、働くうえでの満足度にはこれっぽっちも影響がなかったりするもの。
一度決めた軸はぶらさずに、それ以外の条件を緩めて幅広に企業へ応募していくことで、内定に一歩近づけるでしょう。
上手くいっている人のやり方を真似する
他人のいいところはしっかり取り入れていくことも大切です。
就活が上手くいっている人にはそれなりの理由があるので、積極的に話を聞いたり観察してみましょう。
私自身、就活中に内定無双していた友人のやり方で参考になったと感じた点は、次のような内容です。
- 志望動機と自己PRの繋げ方が上手くて、納得感がある
- 企業の想定人材に合わせた振る舞いや、言い回しを意識している
- 核となるアピール内容を磨き上げて、効率的に使いまわしている
受けている業種が違えばライバルにもなりえませんし、就活が上手くいっている人にはそもそも余裕があります。
頼られて悪い気がしない人も多いので、助けてくれる友は大事にしていきましょう。
ばかばかしい就活を乗り越えるための考え方
就活を早く終わらせるためのテクニックについて理解できたところで、就活に向き合う考え方も軌道修正していきましょう。
大切なことは、自分が乗り気になれたり、やるしかないような状況に持っていくことです。
今後の就活に、少しでも前向きに取り組めるようになるための考え方をご紹介していきます。
【就活がきつい!】乗り越えるための考え方と取るべき対策を徹底解説
ゲーム感覚で楽しむ
就活を「内定数を競い合っている対戦ゲーム」と割り切ると、少し気持ちが楽になります。
あなたが集中すべきは、就活の攻略法と考えてください。
就活自体の意義や価値みたいな面倒くさい概念は、一旦横に置いておいて、
- 相手(企業)はどんな学生を求めているのか?
- 周りの就活生はどのようにすれば出し抜けるのか?
みたいな視点で考えてみてください。
例えるなら、自分より少し上手のストリートファイタープレイヤーに対して、
- どのような練習をすれば勝てるのか?
- 相手の弱みやスキはどこにあるのか?
くらいの軽い気持ちで取り組めば、就活もゲーム感覚で楽しめるようになります。
相手の立場を想像してみる
採用側の気持ちを想像してみることも、焦る気持ちを落ち着かせるうえで重要です。
面接をする大人たちがとてつもなくすごい存在のように思えて、プレッシャーに感じてしまうことはありませんか?
ただ、いくら採用の責任がある面接官といえど、業務として面接を担当しているだけの一般サラリーマンです。
「なるべく上に報告しやすくて、よく働いてくれそうな人材がいればラッキー」
くらいのことしか考えてない人もいます。
「会社の戦略に照らし合わせると、この事業にこのような人材がこれくらい必要だ」
みたいに、深く考えて採用活動ができている企業の方がぶっちゃけ珍しいでしょう。
実際には、現場の担当者がおすすめしてきた就活生の雰囲気を見て、経営層が最終的なOKを出すくらいの緩い流れだと思ってください。
このように考えることで、あまり身構えずにリラックスして選考に臨めますよ。
やらない理由を削っていく
ばかばかしいとはいえ、
「就活をやらなかったとして、何する?」
という質問をされたら、あなたは何と答えますか?
- 自分でビジネスを始める?
- 一生フリーターとして過ごす?
- いけるところまで親のすねかじり?
くらいの選択肢しか思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。
他にやりたいことがあって、そっちの道に進める見込みがあれば、もちろん就活を今すぐ辞めてもOKです。
ただ、就職する以外の選択肢を具体的に思い浮かべられていないのであれば、やはり向き合うしかないという事実にも気づかされますね。
他の選択肢を調べたり、話を聞いたりしたうえで興味を持てないのであれば、やるしかないか!と就活に向き合うしかなくなるんです。
ばかばかしい就活は早く終わらせてしまうことがおすすめ
就活をばかばかしいと感じるのは、悪いことではありません。
社会が抱える矛盾や不合理に気づけている証拠ですし、客観的に考えるとおかしな点はいくつもあります。
日本の一括採用システムそのものや、嘘をつきまくってみんなが同じような話しかしていない選考プロセスに嫌気がさす人も多いでしょう。
そんな就活を早めに終わらせるためには、システムにあえて乗っかったうえで、活用するべきテクニックがあります。
外部サービス・周りの就活生の情報や視点を取り入れたり、応募先に求める条件に優先順位をつけることで、効率的に内定を獲得可能。
また、考え方を少し変えるだけで、ばかばかしいと思う気持ちを前向きな力に転換することもできます。
ばかばかしい就活はサクッと終わらせて、残りの大学生活をエンジョイしましょう。