近年就活をしているとよく見かける「webテスト」ですが、頑張ったのに落ちてしまう…という人は一定数います。
webテストは、企業にとって重要な部分を占めているので、就活のwebテストで落ちる場合は必ず対策が必要です。
今回は、webテストの意図や落ちる原因と対策についてご紹介していくので、参考にしてみてください。
就活におけるwebテストとは?多くの企業が実施する意図
近年は、対面での面接よりもwebテストで一旦応募者を振り分けている企業が増加しています。
そのため、就活をしている人なら一度はwebテスト実施という言葉を目にしているでしょう。
webテストは企業でも重要な位置にあるものですが、なぜなのかをお伝えします。
企業との相性を見極めたい
webテストは学力面だけではなくて、性格検査も行われるため、応募者の人柄や本質的な特徴も判断できます。
全てではありませんが、ある程度の人間性が分かるため、企業が求めている人材なのか、相性が良い人材なのかの判断材料になるのです。
どれだけ学歴が良く、能力が高くとも、素直さがない・調和性に欠けるのであれば企業に勤める人としては不向きといえます。
企業によって社風はさまざまなので、企業に合った人材を見極めるためにもほとんどの企業がwebテストで導き出された応募者の潜在能力を知りたいと考えているのです。
応募者の基礎能力を知りたい
Webテストの大きな目的の1つとして、応募者の基礎能力をはかるという意味もあります。
企業側が求めている最低ラインの基準に達しているのか、一般知識はどのくらいあるのかについて、webテストで確認しているのです。
企業によって求めているラインは違いますが、専門的な知識や技術が必要な場合は求められる知識も高いのでwebテストを導入しています。
そのため、自分が応募しようと思っている企業が専門的な知識が必要なのかをまず調べた方が良いでしょう。
専門的な知識が必要な場合は、対策に費やす時間配分をよく計画してから勉強をすると良いです。
大手企業は人数の絞り込みも兼ねている
大手企業や人気の注目されている企業は、必然的に応募者が多数集まります。
企業によっては何千人規模で応募があるため、採用担当者がそれぞれ対応していると非常に大変です。
そのため、まずはwebテストを行い学力の面でも人柄の面でも企業とマッチしそうな人だけを面接するといった方式がとられています。
最初の段階で絞り込みができると、企業側は効率的に選考が行えますし、応募者側も短い面接ではなくweb上で自分の力が発揮できるのです。
就活のwebテストで落ちる5つの原因
webテストは就活において切っても切り離せない部分なので、体験した人は多くいます。
しかし、何度webテストを受けても落ちてしまうと悩んでいる場合もあるのです。
なぜ、webテストに落ちてしまうのかについては、いくつか原因があります。
原因を知っておくと対策にもつながるので、よく理解しておきましょう。
1つ1つの問題に時間がかかっている
webテストを実施する企業は増えていますが、中にはwebテストに慣れていない人もいます。
慣れていない場合、実際webテストはどのくらいの問題数なのか、問題の傾向なども把握していません。
そのため、1つ1つの問題に対する時間配分に失敗してしまい、最後まで解答できずに終了というケースはありがちです。
webテストは1問ずつ表示されるので、なかなか時間配分まで意識が向かないですが、1問に何分も時間をかけていると解き進めるのが困難になります。
webテストで最後の問題までたどり着けない人は、まず1つ1つの問題にかける時間を見直してみてください。
基本的な知識が身についていない
就活のwebテストで落ちるシンプルな理由に、基礎知識が身付いていないことが挙げられます。
いわゆる、勉強が不足しているため、webテストに落ちるのです。
就活をしている人は、自身の学歴が高い等によって、通常のペーパーテストと同等に考えている人もいます。
しかし、webテストにはwebテストの勉強が必要です。
webテスト向けの基礎知識を深める勉強を事前に行っていないと、webテストに落ちやすくなります。
企業によっては最初からwebテストの種類を特定し、公表している場合も多いのでわかっている際は、実際に行うテストに絞って勉強しておくと良いです。
webテストの操作に不慣れ
webテストは、ペーパー方式とは違い書き込みで解答はできません。
さらに、短い時間で多くの問題を解く必要はあるので、そもそもの操作に慣れていないと思うように解答ができないのです。
チェック漏れや違う箇所にチェックを入れてしまうなど、基礎的な部分だけではなく、webテストごとに異なる解き方について理解していないと落ちてしまいます。
できる限り王道のwebテストは練習を行い、形式ごとの特徴を把握しておくといざというときに困りません。
そもそものエントリーシートが良くない
例えば、webテストの出来は上々だったと自分では思っていても、なぜか通過しない…と悩むい人もいます。
そういった場合は、webテストだけが原因ではない可能性も高いです。
当然企業は選考をする上でwebテストを重要視していますが、webテストだけを見て選んではいません。
応募者が作成するエントリーシートの内容も選考の大きな位置にあります。
どれだけwebテストの結果が良くとも、エントリーシートにやる気を感じられない、オリジナル性もないコピペ文章だと企業は採用したいと思えません。
何度もwebテストで落ちていると思っている人は、一度エントリーシートの内容も見直してみましょう。
webテスト未対策で挑んでいる
就活でも一般的なテストでも、全く勉強もせずに挑んだとして、合格したり良い点数を取ったりはできません。
特にwebテストの場合は、特徴がそれぞれ違ってくるので、全く対策せずに挑んでも結果がボロボロなのは目に見えています。
中には「webテストは中高生レベルの問題だから大丈夫」と思っている人も多いですが、問題数が多く、スピードが必要になってくるため、慣れておかないと高得点を取るのは難しいです。
性格検査とは違い、直感で押し進めることはできないため、速く解答しつつ的確でなくてはいけません。
webテストの種類によっては特殊な問題を出す場合もあるので、必ずテスト対策を行ってから挑むようにしてください。
就活のwebテストがボロボロでも通過する場合もある
webテストの出来が悪いと、必然的に「落ちた」と感じるものです。
しかし、実際はwebテストがボロボロでも通過する可能性もあります。
なぜ通過するのか、理由をお伝えします。
性格検査での相性が良かった
webテストはもちろんのこと、企業は性格検査も重要視しているのです。
企業がどの点に重きを置いているのかで違いが出ますが知的な面よりも人格面を重要視している企業なら、webテストがボロボロでも通過する可能性があります。
性格検査は、応募者がどんな特性を持ち、性格的志向はどうなのかについて知ることが可能です。
企業が求める人間性の応募者であれば、欲しい人材として認識され、学力よりも重視してもらえます。
そういった場合は、webテストがボロボロでも通過しやすいです。
企業の合格基準が低い
webテストの合格基準は、ラインが明確に決まっているのではなくて、企業ごとに違いがあります。
そのため、自身のチェックではwebテストの出来がボロボロでも、実際に選考する企業側の基準が低ければ、通過する可能性も十分あるのです。
企業によって考え方が異なるので、100点中80点をラインにしているのか60点をラインにしているのかで違います。
自分が納得できない出来でも、webテストが通過したという場合は企業が設定している合格基準が低い可能性が高いです。
就活のwebテストは対策が不可欠!対策方法5選
webテストがボロボロでも選考を通過する可能性はありますが、きちんと対策しておくことが大事です。
全くwebテストの対策を行わないまま挑んでも通過は難しいので、以下でお伝えする対策方法を実践してみてください。
webテストの問題に慣れておく
いきなりwebテストを受けようとしても、なかなか通過するものではありません。
そのため、webテスト形式の問題に慣れておくようにしましょう。
解き方にコツが必要なので、慣れるまで繰り返し問題を解き、コツをつかんでください。
企業によっては、事前にwebテストの種類を教えてくれるので、わかっているのなら該当するwebテストをしっかり練習すると戸惑いません。
問題集を繰り返し解く
せっかくならたくさんの問題集を解いた方が、勉強になるのではと思う人は多いです。
試験勉強の場合は、たくさんの参考書を使って勉強し、知識を習得します。
しかし、webテストの場合は1回2回同じ問題集の勉強をしても、知識が定着しません。
ペーパーテストとは違うので、頭では理解したつもりでももう一度チャレンジした時には不正解だった、という場合も多いです。
そのため、まずは1冊の問題集を繰り返し解いていく練習をしてください。
もともとwebテストに慣れていない人は、繰り返し解いていくことで問題に慣れていきます。
慣れると操作もスムーズに行えるため、スピードもアップし、webテストの最後の問題まで解答ができるようになるのです。
問題や操作に慣れることが不可欠なので、まとめノートを作ったり、書き込みで覚えたりするのはおすすめできません。
とにかく何度も問題集を解き、慣れましょう。
慣れてくるとだんだんと時間にも意識が向くので、時間配分の練習にもなります。
難しい問題は一旦スルー
就活のwebテストが落ちる人の多くは、最後の問題まで解答できていません。
なぜなら、1つの問題を解き終えるまで次にいかないからです。
webテストは問題を戻ることも可能なので、難しいな・すぐに答えを見出せないなと思った問題は、一旦スルーしましょう。
誤って認識しないようにしたいのは、あくまでwebテスト内での戻るボタンを押すことで、ブラウザバックではありません。
せっかく解いた問題も消えてしまうので、注意しましょう。
一度スルーして最後まで問題を解いた後に、改めてわからなかった問題に時間をかけるようにすると、時間配分がうまくいきます。
また、webテストによっては戻るボタンがない可能性もあるので、苦手な問題は出た場合は最初に使う時間は〇秒と決めておき、超過するようなら次に進んでしまって良いです。
苦手な問題に時間を費やすよりも、得意な問題をたくさん解いて点数を稼ぐ方が効率的といえます。
性格検査は考えすぎない
性格検査は、学力数値では計り知れない応募者の能力や性格を見極めることを目的としています。
そのため、直観で答えることが非常に大事です。
相手の印象や一般論を考えすぎて、本当の意見ではない回答をすると結果的に本来の自信の魅力を伝えられません。
人柄や本質の判断材料にするために、性格検査はあるので嘘偽りや虚栄心で回答しても意味がないのです。
なので、性格検査に関しては事前の対策をするよりも直感で自分の考えを回答していくようにしましょう。
企業との相性が良ければ、それだけ自分も入社後にモチベーションが保てます。
考えすぎず、正直に答えるようにしてください。
PCや電卓操作に慣れる
初めてwebテストを受ける、という人の場合は、必ずPCや電卓の操作に慣れておくようにしましょう。
日頃からPCに触れている人でも、webテストだと選択式問題と合わせて自身で文字や数値の入力をする場合も多いです。
慣れていると過信せずに、webテスト用に短い文章の打ち込み練習や数字をミスなく打ち込める練習をしておいてください。
スピード感が求められるテストなので、慌てて誤字脱字があって不正解になる、数値の入力ミスなど小さなケアレスミスの積み重ねで通過しない可能性もあります。
日頃の練習は正確性につながるので、しっかりと練習を行っておきましょう。
まとめ
就活のwebテストに落ちると、気持ちが沈んでしまいます。
周囲もwebテストで落ちた人が多ければ、実際に自分が受ける時に不安感があるでしょう。
しかし、きちんとwebテストで落ちる原因や対策を理解しておけば、合格も夢ではありません。
webテストに慣れるよう、勉強を積みかさねていってください。